茨城県里親連合会主催の第52回杉の子のつどい 里親フォーラムが開催されました。(午後の部)

渡辺純一

2024年10月13日、小美玉市の四季文化館みの〜れにて、茨城県里親連合会主催の第52回杉の子のつどい 里親フォーラムが開催されました。このフォーラムは、設立70周年を記念する特別なイベントでもありました。

午後の部では、分科会や企画展示が行われ、参加者はそれぞれ興味のある会場で知識や悩みを意見交換し、里親や里子との交流を深めました。具体的なプログラムとしては、『みんなのサロン』、『ハーバリウムを作ろう』、『成長ダイヤリー&ハロウィン折り紙』、『実親との交流について考える』、『養子縁組里親ミーティング』、『里親レベルアップミーティング』などが開催されました。

私が参加した『里親レベルアップミーティング』で印象に残ったのは、「里子が自由に正しく生きる」ということでした。里子が自分らしく、健全に成長し、社会の一員としての権利を享受しながら生活するためには、自己受容と自己肯定感の育成、安全で安定した環境の提供、適切な教育と社会的スキルの習得、感情の表現とコミュニケーションの促進、そして個々のニーズに応じたサポートが必要です。これらを通じて、里子が自立し、社会に貢献できるようになると思います。

記念フォーラムの第二部では、俳優の古原靖久さんによる講演「夢を叶える力」が行われました。古原さんは、目標に向かって努力し、状況を把握しながら人との繋がりを大切にすることで夢を叶えると語りました。養護施設での辛い生活を経験し、自分ができる最大限を貫き、やりたいことを周りに発信し、有言実行する。追い詰められた時こそ必死になって行動し、卒園後の不安や他人に人生を決められることへの抵抗を乗り越える。プレッシャーを良い意味で活用し、確率を上げるために今の自分に何ができるかを考え、人と違う行動を取る。そして、好きなことを続けることの大切さを強調しました。

このフォーラムを通じて、参加者は里親制度の現状や課題について深く理解し、今後の活動に向けた新たな視点を得ることができました。

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