令和7年度 鹿行地区里親会総会が開催しました。
5月22日、茨城県鹿行生涯学習センター レイクエコーにて、鹿行地区里親会総会を開催しました。
鹿行地区里親会会員、茨城県福祉部子ども政策局、鉾田児童相談所、各市職員(潮来市・鹿嶋市・神栖市・鉾田市・行方市)、児童養護施設職員など44名の参加で開催されました。
令和6年度の事業報告、決算書、監査報告や令和7年度の事業計画(案)、予算書(案)、里親会役員(案)、里親会会則の改訂について報告あり拍手多数で承認されました。

里親制度の推進と支援の取り組み
鹿行里親会総会が開催され、関係者が里親制度の推進や支援について語りました。本総会は、里親制度の現状を共有し、今後のさらなる発展に向けた方針を確認する重要な機会となりました。
里親委託の推進と情報発信の強化 行政では、家庭養育を優先する原則のもと、里親委託の促進を進めています。特に、情報提供を強化するためにポータルサイト(いばらき里親navi)を開設し、里親経験者の声を発信するなど、制度の理解を深める取り組みを実施しています。また、里親委託の推進チームを設置し、児童相談所などと連携しながら、より丁寧なマッチングを進めています。
児童相談所の役割と里親支援の取り組み 児童相談所は、里親の支援に感謝を示すとともに、家庭的養育の推進に取り組む方針を表明しました。里親は社会的養護の担い手として、児童養護施設からの措置委託、市町村からのショートステイの受け入れ、一時保護委託など、多方面で重要な役割を担っています。児童相談所は、支援機関と連携しながら、要保護児童への家庭的養育の推進に努めていく考えです。
支援の充実と研修の重要性 近年、障がい特性のある子どもや虐待を経験した子どもが増えている中、里親が必要とする知識やスキルを学ぶ機会の重要性が増しています。この課題に対応するため、研修会の開催が実現し、参加者が学びを深める機会が設けられました。さらに、関係機関との協力を強化し、里親制度の充実を図ることが重要であると確認されました。
今後の展望 本総会では、行政、児童相談所、里親支援機関が一丸となり、より充実した支援体制を構築していくことが確認されました。今後も、子どもたちが安心して暮らせる家庭環境を整え、社会全体で支えていくための取り組みが続いていきます。